女性ホルモンの低下で起こる悩み

2019年09月18日
悩んでいる女性

卵胞ホルモンと黄体ホルモンと呼ばれる2つの女性ホルモンは、女性がスムーズに妊娠するために大切な役割を果たしていますが、加齢とともに体内から分泌されなくなり、やがて生理が止まり、永久に妊娠ができなくなる閉経が訪れます。
人による違いはあるものの、普通は40代から50代あたりでこの閉経を迎えることになります。

こうして女性ホルモンが低下する段階で起きるのが、いわゆる更年期障害という一連の症状です。
更年期障害は全身にわたって生じますが、自律神経系でいえば、体のほてりや寝汗、動悸、めまい、耳鳴り、下半身の冷えなどがあります。
精神症状としては、イライラや憂鬱感の高まり、気力の減退、不眠などがあります。
ほかにも肩こりや筋肉痛などの症状に悩むこともあります。
完全に閉経してしまうと、やはりホルモン量の低下が引き金となって、骨粗しょう症、高脂血症、動脈硬化、腹圧性尿失禁などの病気が起こりやすくなるともいわれています。

こうした女性ホルモンの低下によるさまざまな症状に対しては、ホルモン補充療法が有効な場合が多くみられます。
ホルモン補充療法は、その名のとおり体内で分泌されなくなった女性ホルモンを外部から補充しようとするもので、そのために低用量経口避妊薬などが処方されることがあります。
経口避妊薬は有効成分である女性ホルモンの作用によって避妊効果を得るものですが、実はこうしたホルモンバランスの調整のためにも利用することができるのです。

近年では若年性更年期障害といって、会社でのストレスや無理なダイエットなどによって体内の自然なホルモンバランスを崩してしまった20代や30代の若い世代が、更年期と同様の症状を訴えて病院を受診することがあります。
こうしたケースでも、経口避妊薬を服用することによりホルモンバランスが改善され、症状が軽快することが多いようです。